名古屋市天白区にある美容院をやっているPompadourです。

くせ毛の悩みの解決方法で1番てっとり早いのが髪質改善メニューの縮毛矯正です。
しかし、昨今ブリーチや白髪染めなどもそうですが、カラーリングをしている方が非常に多いです。
初めて縮毛矯正をかけてみたいと思っていても痛みそうでちょっと怖いですよね?そんな初めての方でも安心していただけるように縮毛矯正について今回は書かせていただきます。
カラーをしてる方は縮毛矯正はできないのか?できるとしたらどっちを先にしたらいいのか?その辺を詳しく解説させていただきます。

最近では薬剤や技術の進化とともに、ナチュラルなストレートヘアが実現できるようになりました。一昔前の縮毛矯正と比較するとダメージも抑えられて、柔らかい毛先も表現可能に。さらには毛先にカールをつけて自然な巻き髪スタイルにできるメニューをやっている美容院もあります。
そうした流れから縮毛矯正を定期的にかける方も多く、カラーも同時にやりたいという方も増えてきています。
そうなると気になるのは髪のダメージですよね?
縮毛矯正とカラーをうまく続けるためにはどうしたらいいのか?
くせ毛にお悩みの方のために、縮毛矯正とカラーについて知っておくべき5つのポイントをお伝えします♪

今さら聞けない縮毛矯正のこと!失敗しないためにも痛む原因や適正な値段を知ろう!!

縮毛矯正をしているとヘアカラーはきれいに染まらない?

たくさんの方が縮毛矯正やカラーをしている中で、ムラに染まってしまっている方や、毛先が沈んでしまっている(暗くなっている)方をよく見かけます。なぜこんなことになってしまうのか?

縮毛矯正をすると髪にカラー剤が浸透しにくくなってしまう

髪の毛は80%以上がタンパク質でできています。そのため、縮毛矯正や日々のヘアアイロンの熱によって髪に変化が起こります。
髪の痛みの原因は?美容師がダメージ別診断!治す方法・ヘアケア方法は??

コテやアイロンの熱で髪はやっぱり痛む?アイロンをあてたときの髪の内部事情!

タンパク質に熱を加えることでタンパク質がどんどん固まってしまいます。それが「タンパク質の熱変性」です。
縮毛矯正をすると髪内部のタンパク質が熱により少しずつ固まってしまいカラー剤の浸透が悪くなります。これはタンパク質変性が起こっている度合いによって変わるので、縮毛矯正をかければかけるほど悪化します。
浸透が悪くなるということはカラーで明るくもしにくくなります。

ダメージを受けた髪はカラーの発色やムラになってしまう

縮毛矯正をかける方に覚えておいてのが、髪はどうしても傷んでしまいます。ダメージを受けた髪の内部は髪の成分の流出によりキューティクルに穴があき、スポンジのようにスカスカになっています。そのため、ダメージの進んだ髪は水やカラー剤を吸い込みすぎてしまう傾向があります。
なので縮毛矯正をかけている髪は、髪が濡れた状態でカラー剤を塗れば水分量が多すぎてカラー剤が薄まります。逆に乾いた状態でカラー剤を塗れば健康な髪よりもカラー剤が浸透しすぎてしまいます。
根元から毛先までのダメージ度合いが違う髪を均一な色に染めるのは非常に困難です。ご自分でホームカラーをしようとすると余計です。
縮毛矯正とカラーをどちらもしている髪は場所によってダメージ度合いが違うことがよくあります。そのため、縮毛矯正をしている髪にカラーをするとムラになりやすいのです。私たち美容師も困ってしまうぐらいです。

縮毛矯正とカラーはどっちを先にやればいいのか?

くせも気になる!でも根元のプリンも伸びてきてカラーもしたい!
どっちを優先したらいいのかわからない方も多いと思います。でも順番を間違えるとせっかくの施術が効果を発揮できないこともあります。そんなことは避けたいですよね!!!
一体どっちを先にやるべきか?結論から言うと、求める仕上がりによって違います。

基本的には縮毛矯正を先にやるのがおすすめ

基本的には縮毛矯正を先にやった方がいい方が多いです。これには2つの理由があります。

縮毛矯正剤がヘアカラーの色素を分解してしまう

一般的なヘアカラーは酸化染毛剤といって、色味の元になる成分を酸化させることで色を発色させています。縮毛矯正剤はその酸化発色した色素から酸素を奪いとってしまいます。
そのため、縮毛矯正の1剤と呼ばれる薬剤を塗るとそこだけが明るく色が抜けたように見えるのです。
縮毛矯正をかけたことある方なら経験あると思いますが、1剤を流した後、鏡の前に座ると明るくなっていてびっくりしますよね?2剤をつけると多少収まりますがやはり明るくなってしまいます。
分解された色素は毛髪外に流れ出てしまいやすいため、色落ちを早める原因になります。

縮毛矯正剤のアルカリによる退色

アルカリ性の縮毛矯正剤によってキューティクルが開き、そこから色素が流れ出てしまい、明るくなってしまう例です。
髪はアルカリ性に傾くと表面のキューティクルが開いてしまい、毛髪内の成分が流出しやすくなってしまいます。
弱酸性の縮毛矯正剤もありますが、強いくせを伸ばすためにはアルカリ性の縮毛矯正剤が必須です。毛先までカラーをした後に毛先まで縮毛矯正をしてしまうと、ほとんどカラーした意味がなくなるくらいに色落ちしてしまうことも。

こういった理由から希望のカラーで染めるためには縮毛矯正を先にやるのがおすすめです。

縮毛矯正より先にカラーをやった方がおすすめの方

ブリーチはしたくないけど髪を明るくしたい!そんな方には先にカラーをした方がおすすめです。先ほども説明したように縮毛矯正をすると髪が明るくなってしまいます。そのデメリットを逆に利用して髪を明るくします。
縮毛矯正をしてダメージを受けた髪にさらにハイトーンのカラー剤で染めるのは髪にダメージがかかりすぎます。なのでカラーでリタッチなどをしておいてから縮毛矯正をすれば元の明るさよりも明るくなるのでダメージを最小限に抑えられ、髪を明るくできるので一石二鳥です♪

縮毛矯正とカラーは同時にしない方がいいのか?

美容院によっては「同時にやれますよ!!!」と言うところもあると思いますが当社は全てのサロンでおすすめしておりません。やはりダメージが非常に気になります。
時間がなかったり、2回に分けて来店するのが面倒という方もいるので、どうしてもという方は、カラーはリタッチのみでさせていただいてます。そうすれば縮毛矯正とカラーの薬剤が被って付くところが根元だけで済むからです。
ただし、本当にどうしてもという方だけです 笑
できれば2回に分けて美容院へ行き、その間も1週間以上開けてもらうことが望ましいです。
カラーやパーマ、縮毛矯正後の髪の毛はかなりデリケートな状態です。そんな状態の髪の毛にまた薬剤をつけるとどうしてもダメージは避けられません。最低1週間ほど開けられればその間に髪の毛は安定し、ダメージもその分少なくなるというわけです。

縮毛矯正とカラーについて知っておくべき5つのポイントまとめ

1・縮毛矯正をすると髪が明るくなる
2・縮毛矯正をするとカラーがムラになりやすい
3・縮毛矯正をしている髪はカラーで明るくしにくい
4・基本的にはカラーより先に縮毛矯正をかけるのがおすすめ
5・髪を明るくしたいと思っている方はカラーを先にする方がいい(色味は決めれないですが)

まとめ

縮毛矯正もカラーもどうしても痛みます。こういった知識を持っていただいてダメージを最小限に抑えれるようにしましょう。
縮毛矯正も薬剤や、やり方によって受けるダメージが全然変わってきます。当社の縮毛矯正はアイロンを一切使わない縮毛矯正をおすすめさせていただいております。縮毛矯正のダメージ原因は薬剤・アイロンの熱がほとんどです。その原因の1つであるアイロンによる熱ダメージがなくなるので、髪への負担を最小限に抑えることができます。気になる方はご覧ください。

アイロンを使わない縮毛矯正で傷んだ髪もサラサラで柔らかい仕上がりに!!!

Pompadourではアイロンを使わない縮毛矯正の他にも色々な髪質改善メニューがあります。お客様一人一人に寄り添って、適切な方法を提案させていただきてます。髪の悩みに困ったら当店にお越しください。

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