名古屋市天白区にある髪質改善美容院Pompadourです。
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最近、白髪が生えてきて白髪染めに変えようかと思っていませんか?
「白髪染めと普通のカラーは何が違うの?」とお客様からよく質問をうけます。白髪染めもヘアカラーの1つなのですが、普通のヘアカラーとの違いはあるんでしょうか?
白髪染めとは一体何なのか?そこのところを詳しく解説していきます。
白髪染め(グレイカラー)とは?
最近では、グレイカラーとも言われている白髪染め!実は白髪染めも普通のヘアカラーも主な成分や原理は一緒なんです。違うのは配合バランス。黒髪、白髪それぞれの特徴や髪の明るさに合わせてキレイに染まるように調整されています。
白髪というのは普通の黒い髪より頑丈で染まりにくくなっています。白髪の染まりを良くするためにカラー剤の染料が濃く作られ、すべての白髪染めにブラウンが混ぜてあります。
白髪染めの色味の名前もアッシュブラウン、レッドブラウンなどすべてにブラウンとついています。そうすることで白髪をしっかり染める事ができるのです。
だからと言って白髪染めの方が傷むのではなく、成分は一緒なので「白髪染めは傷む!」などの心配はありませんのでご安心ください♪
白髪と黒髪の違い
それでは白髪と黒髪とでは色の他に何が違うのでしょうか?
髪の毛の成分は90%がケラチンというたんぱく質で、残りは水分などでできています。髪の毛は3つの層からなっていて、1番外側は皆さん聞いたことがあると思いますが、キューティクル。その内側はコルテックス。中心にあるのがメデュラと言います。
髪の色はコルテックスの中のメラニン色素の種類と量によって決まります。髪色は赤褐色のユウメラニンというメラニン色素が多く含まれるため黒く見えます。日本人の髪は赤色が元になって黒く見えるので赤味が強いです。アッシュ系、ベージュ系になりにくいのはそのためです。
メラニン色素がほとんどない白髪は透明になり、光の反射で白く見えます。
メラニンは皮膚の奥深くにあるメラノサイトで作られます。若い時はメラノサイトがメラニンを多く作って供給するので髪の毛は黒いですが、年齢を重ねるとメラノサイトの機能が低下してメラニンの生成が少なくなるため、髪の毛は透明に白くなっていきます。
毛髪のメラニンには、単に色が含まれているだけではなく、金属が多く含まれていて、ヘアカラーを染まりやすくする作用を持つことが分かっています。白髪と黒髪は、染める前の色が違うという事に加えて、ヘアカラーの染まりやすさが違うのはこういった要因が含まれます。
白髪染めとヘアカラーの違い
それでは白髪染めと普通のヘアカラーは何が違うのかまとめていきます。アルカリ剤でキューティクルを開き、髪を脱色してから染色する基本的なメカニズムは同じです。大きく違うのはブリーチ力と染毛力のバランスです。髪を脱色する度合いが異なり、染料で染め上げる程度も異なるわけです。
通常のヘアカラーは、メラニン色素のある髪を明るい色に染める事を目的に作られているため、色を抜くためのブリーチ力が高く、色をつけるための染毛力が低いのが特徴です。染毛力が低いので、メラニン色素のない白髪を染めることには向いてないです。
一方、白髪染めは普通のヘアカラーに比べて染料の含有量が多く染毛力が高いのが特徴です。求める明るさによってブリーチ力は変わります。白髪と黒髪の色味を合わせるような色作りがされていて、染まりやすい黒髪も染まりにくい白髪もキレイに染める事ができるのです。
まとめ
白髪が生えだしてどちらにしようか迷っている方はこちらを基準に選んでいただくといいです。
白髪染めをおすすめしたい方
・とにかく1本でも白髪が気になる
・ダークブラウンくらいの明るさでいい
・新しい髪が生えてきた時に根元が気になりたくない
ヘアカラーをおすすめしたい方
・白髪は気になるけど明るい色がいい
・アッシュ系やピンク系など、はっきりとした透明感のある色味にしたい
・何となく白髪染めしたくない
白髪染めも普通のヘアカラーもどうしても髪も頭皮も傷んでしまいますのでしっかりヘアケアしてくださいね♪